2024.08.26
働くヒト

LDKのダウンライト照明 について

こんにちは!設計部のAです。
今回は、照明計画の中でも「 LDKのダウンライト照明 」に絞ったお話です。

現在の、新築住宅の照明器具といえば、ダウンライト照明をつけられるケースがほとんどです。
以前の主照明であった、丸餅型のシーリング照明のように天井から出っ張るといったこともなく、
天井面がすっきり見えてくること、またお値段がお手頃なために、照明費用を安く抑えられるといった理由からです。

但し、LDKのような広い空間では、安易に ダウンライト だけの空間にするのは要注意です!
ダウンライトの数・配灯位置によっては、落ち着かない空間になってしまうこともあります。

下記のポイントを押さえると、まとまりある空間になりますので、是非参考にされてみてください♪

▶ポイント①「配灯は、集中配灯に!」
ダウンライトの間隔は広めにし、空間全体に均等に明かりが届くような配灯が良いのでは?
と思われる方が多いのですが、
実は、そうしてしまうと天井面全体にダウンライトが広がることになり、かえって まとまりがなく、
うるさい天井にみえてしまいます。
LDK空間の中でも、リビングとダイニングとキッチンの間スペース(人が座ったり作業しないスペース)や壁際は、
ダイニングのテーブル面やキッチンのカウンター面と同じ明るさは、必要ありません。
必要なところに、しっかり集中した照明の光があれば大丈夫です。

但し、何もない広い壁面がある場合、壁からダウンライトを1.5m以上離して配置するのは要注意です。
広い壁面に照明がほとんどあたっていないと、空間全体が暗く感じます。
その場合は、ダウンライトではなく、床置きのスタンド照明や、間接照明、壁付照明を設置するのも良いです。
空間に立体感、メリハリ が生まれ、上質な空間にみえてきます。

▶ポイント②「エアコンを照らさない」
エアコンのすぐ前にダウンライト・・といった配灯は、注意です。
どれだけおしゃれなLDK空間にしても、エアコンが神々しく光っていると残念な感じに・・。
LDKの配置やエアコンの位置的に、そうせざるを得ないケースもたまにあります。
その場合は、光の向きが変えられる 「ユニバーサルダウンライト」を使うなど、工夫が必要です。

▶ポイント③「天井の仕上げ材は何か?」
天井の仕上材が白い天井ではなく、板張りの場合は、ダウンライトがより目立ってきます。
その場合は、ダウンライトのみにこだわらず、ダウンライトの数を減らして、
ペンダント照明、間接照明、壁付照明と組み合わせる照明計画はいかがでしょうか?
どうしてもダウンライトが良い方は、「グレアレスダウンライト」もおすすめです。
ダウンライトの存在感を小さくさせることのできる照明です。
ホテルのような上質な空間になります。
但し、光の広がりは通常のダウンライトよりも小さいため、
広い範囲を明るく照らしたいときには不向きですので、ご注意を。

照明は、空間に彩りを添えてくれる要素です。
エコワークスでは、担当のインテリアコーディネーターが、
お客様の空間に合った照明の配灯計画、照明器具をご提案させて頂きますのでご安心ください♪