こんにちは
工事のMです。
今日は木材の割れに付いてお話します。
エコワークスの大黒柱は割れています。
あえて割れを作っています。
その割れを「背割り」と言います。
木はもともと多くの水分を含んでおります。
その水分が抜けて行く過程で木材に割れが発生します。
「背割り」はその割れを一か所に集中させるために設けております。
また、大黒柱は大きいため、内部の乾燥を促すための役割もあります。
大黒柱だけでなく、エコワークスで使用されている柱や梁には
割れているものが多く見られます。
一般的に自然乾燥させたものは表面割れが発生しやすく、
高温の人工乾燥させたものは内部割れが発生しやすいと言われております。
エコワークスの家は、多良木の光や風の中で、ゆっくり自然乾燥させた木材で、
柱や梁を構成していますので、おのずと割れている材が目立つかと思います。
工業製品に慣れ親しんだ感覚からすると、割れている事は、
欠点の様に感じるかも知れませんが、割れているからと言って、
構造上問題はありませんのでご安心下さい。
古民家の大きな柱や梁も割れていますし、一種の味と思って見て頂ければと思います。
割れているエコワークスの大きな柱や梁はお客様の生活を優しく包み、
長く快適な生活をご提供致します。
では、また次回もお楽しみに!