つくって、食べて、楽しむ
幸せのコの字型ダイニング

Case : 28

2LDK

2階建 |動画付き |25-30坪





Story

自然素材をふんだんに使う家づくりを選んだUさん。28坪のコンパクトな住まいの中心にコの字型のダイニングキッチンを造作し、家事がしやすく、コミュニケーションが弾む暮らしを叶えました。

約50社から選んだ理由は
“すべてのクオリティが高かった”

両親から譲り受けた実家に住んでいたUさんファミリー。住み慣れた家ではあるものの、築5年ほどの家屋はそれなりに古くとにかく冬の寒さは堪えたという。「光熱費が2万5000円を超え、風呂上がりに子どもが脱衣所で震えているのをみて、建て替えを真剣に考え始めました」と家づくりのきっかけを振り返る。住宅雑誌を読み、モデルハウスを訪問し、検討したのは約30社。最終的に「熊本県産天然乾燥の無垢材で建てる。耐震も防蟻も気密・断熱も、すべてのクオリティが高かったから」と[エコワークス]を家づくりのパートナーに選んだ。

それまでの住まいへの不満を解消するため、設計にあたっては、たくさんの要望をリクエスト。南側に窓を設けて明るくしたい。リビングは子どもが走り回れるくらい広く。外出から戻った子どもが汚れたままリビングを通らない動線。ファミリークロゼットを1階につくる。そして、夫の書斎などなど。Uさん夫妻の思いを受け止めた[エコワークス〕からの提案を見た2人は「私たちの発想を打ち砕いてくれた」と語る。

キッチンとダイニングの一体化
家事がはかどり、笑顔が増える

延床面積28坪の広さでは、LDKのスペースが限られてしまうのが難点だった。「ダイニングとリビングが欲しいわけでなく、家族が楽しく過ごせる広い空間が欲しい」。言葉で表現できなかった2人のその思いを察した設計士は造作カウンターを組み合わせたコの字型のダイニングスペースを提案。「どんな風に暮らしたいか、私たちのやりたいことを読み取るのが上手で、こちらの要望をより良くアレンジして提案してくれて。今はここでご飯も食べるし、子どもと遊んだり勉強したりもする。空間を広く使えるし、配膳も片付けも便利になりました」とUさん夫妻は感心しきりだ。

便利な家事ラク動線は想定内
ランニングコストはうれしい想定外

過ごし方も楽しみ方も片付け方も、「この家でどう暮らすか」について、かなりシミュレーションしたうえでプランをつくりこんだので、「新居は想定通りの使いやすさ」とのこと。何より、洗濯の動線が良くなったことが、家事事情に劇的な変化をもたらした。「1階のファミリークロゼットは独立したスペースにするつもりでしたが、“設設さんに玄関から脱衣所につなが動線上につくったほうが、子どもの着替えや洗濯を流れ作業ででるから便利”と提案されてクローゼットとランドリー室を一体化したんです。クローゼットに湿気がこもるんじゃないかと気になっていましたが、無垢の杉と珪藻土の壁の調湿効果のおかげで今のところ問題なし。洗濯機から出したらその場でハンガーに干して、夜干せば朝にはほとんど乾いていますし、乾いたらそのままクローゼットに並べるだけ。動線のおかげで、夫が自分からやってくれるようになりました。今は私が料理係、夫が濯係で、うまく家事を分担しています」と奥さまは笑顔を見せる。
玄関、水回り、LDKと吹抜けを介して2階まで、つながりのある開放的な間取りなのに、エアコン一台で全館冷暖房をまかなえるのもうれしいポイントだ。「真夏はエアコン一台で涼しいのは宿泊体験で体感していましたが、真冬にエアコン一台で暖房できるということには半信半疑でした。入居したのは1月でしたが、床下エアコン一台で家全体が足元から暖かくてびっくり。しかも、電気代は3分の1くらいになりました」。どうやら、住宅性能とランニングコストはうれしい想定外だったようだ。

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