頑張りも、我慢もいらない
心地よく暮らす家のつくり方

Case : 32

3LDK+ロフト

平屋 |動画付き |31-36坪





Story

国内外のさまざまな場所で暮らした経験をもとに暑さ・寒さを我慢しなくていい、便利で快適な暮らし方を模索し、実現したMさんの家づくりのストーリーを聞いてみました。

五角形の土地に建てたのは
L字に庭を囲む大開口の家

「1年中、短パン・Tシャツで過ごせる家」。それがMさんの考える理想の住まい。情報収集を重ねた結果、その実現には自然の力を活かして住環境を整えるパッシブデザインの考え方が不可欠で、太陽光などの自然エネルギーの効果を最大にするには「南向きに大きな窓がある家がベスト」との結論に達したという。
条件に合う土地を探す一方で、高断熱・高気密の家づくりを得意とする会社をリサーチ。そのうちの一社が[エコワークス]だった。「何度かモデルハウスに足を運ぶうちに、天然の木の香りや、やわらかな肌触りにも魅力を感じるようになりました。土地もようやく見つけたのですが、立地はいいけれど五角形の変形地。迷いつつエコワークスさんに相談したところ、図面を引いてくれたんです」。
それは、家は四角いもの、という固定観念を覆したL字型の間取り。扇の要にあたる位置にキッチンと水回り、ファミリークローゼットを置くことで家事動線はコンパクトに。リビングとスタディスペース、書斎は庭に面しており、外とのつながりも感じられる造りとなっていた。「土地の形に拠らず南向きに広い窓も確保できる。その図面が輝いて見えて、依頼を決めたんです」。

配置とサイズにこだわって
使いやすさをとことん追求

Mさんの考え方に影響を与えたのは、国内外のさまざまな場所で暮らした経験なのだそう。「海外ではドイツはもちろんのこと、途上国の家でも日本の家よりも暖かいし、北海道では安いマンションですらTシャツで過ごせるほど高断熱。なのに、福岡ではすごく暖房費がかかるのが不思議で。それに、海外の家庭には普通に食洗機があるのに、頑張らないと家事が終わらない日本の暮らし方にも疑問を感じていました」。
まずは玄関~水回り~キッチンを回遊できる便利な家事動線を確保。キッチンは作業効率を考え高さやレイアウトにこだわって設計。収納は「見せる、隠す、吊るす」を使い分け、整理整頓しやすい工夫を凝らした。その仕上がりに、「片付けやすくてきれいな状態を保てるようになりラクになりました」と奥さまも笑顔を見せる。
機能性重視の家づくりに、自然素材ならではの風合いや調湿効果がプラスされることで、住心地がよくなったことも実感している様子。「杉の浮造りの床はとても気持ちが良くて気に入っています。マリナ通りのモデルハウスで見た珪藻土の壁の櫛引が美しくて、玄関とリビングに取り入れましたが、光の加減によって陰影がつくのでいいアクセントになっています。それに洗濯物もよく乾くようになりました」。
我慢しなくても暑さ寒さを感じることなく快適に過ごせて、頑張らなくても家事は便利でスムーズに進む。「理想の形にするために、ここは何センチなど、かなり具体的なオーダーをしたけれど、エコワークスさんは設計とデザインのスキルが高く、的確に対応してもらえました。エアコンの風が直に当たらないけど室内は涼しいので、断熱・気密性能が高くて温熱環境がいいのも確か。いい家を建てることができて本当によかったです」。

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