安心して年を重ねるために
いい木を使って家を建てる

Case : 30

2LDK

平屋 |動画付き |31-36坪





Story

「元気なうちに、この先の住まいのことを考えよう」と築30年の家を建て替えることにしたSさん夫婦。43坪の家を30坪にサイズダウンして、断熱性能はアップ。2人で安心して歳を重ねていける準備が整いました。

木の香りに癒されて
自然素材の家に一目惚れ

リフォームしながら住んでいた築30年の家は十分住める状態だった。それでもSさんが建て替えを決意したのは、これから先の2人の生活を考えてのこと。「歳をとれば広い家も庭も管理できなくなるだろうし、気力・体力の衰えを考えたら持ち物の整理は70歳までに終えておきたいし。何より家内が冬とても寒がっていたので、80歳で築60年の家に住んでいる姿を想像すると…今が決断のタイミングだと思ったんです」。100年住める長期優良住宅を建てたら、子どもの代にも引き継げるかもしれない。その思いも背中を押し、2人は建て替え計画を実行に移した。

以前の住まいは洋風で、床の色も黒くてクラシックなインテリアだったけれど、せっかく新しく建てるなら全然違うデザインにしたいと考えた奥さま。雑誌を見て、自然素材を使った和モダンな家を建てる[エコワークス]に興味を持ち、展示場を訪問。「木の香りがよくて、間取りも使い勝手が良さそうで一目惚れ。エコワークスさんに依頼することにしました」。

2人暮らしに2階は不要
平屋+ガレージでコンパクトに住む

家族4人で43坪の家に住んでいたが、今は夫婦2人。持ち物をかなり処分して、30坪の平屋と7坪のビルトインガレージにサイズダウンすることにした。また、これまで道路と平行に建てていた家の向きを、庭がよく見えるように変更。リビングの大きな開口部から自慢の広い庭を真っ直ぐに見渡せるようになった。
帰宅してすぐに手を洗えるように、洗面台とトイレは玄関そばに。料理と洗濯を同時進行しやすいように、洗濯室と浴室はキッチンのそばに。家事動線を考えて水回りを2カ所に分けたのもポイントだ。「廊下をつくらず、すべての部屋がつながるような間取りにしたので、家中をぐるっと回れて移動しやすくなりました。キッチン裏に収納スペースをつくってもらったので、整理整頓もしやすくなりました」。

冬暖かくて夏涼しい家なら
心配事の大半は解消できる

平屋ながら勾配天井にしたことで、LDKはゆったりした空間に。書斎が欲しかったSさんは、明るく開放的なリビングの一角にその場所を確保することにした。「書斎を個室にすると、籠ってしまってコミュニケーションをとらなくなりそうですが、私たちはお互いの気配を感じつつ過ごせたほうがいいと思って」と理由を明かす。
間取りもデザインも一新され、無垢の杉をたっぷりと使った木の空間で日々くつろいだ気分で過ごすSさん夫婦。もっとも大きな変化を感じているのは室温だという。「この家に住んで1年。冬も夏も以前とは体感がまったく違います。冬は床下エアコンをつけていれば、家中どこも寒くないので、布団も洋服も1枚少なくてすむようになりました。真夏でも、これだけ天井が高いのにぱっとエアコンが効くのは驚きです。最近は夏の暑さもきびしいので熱中症が心配ですし、冬は冬でヒートショックも心配。エアコン一台で家中を冷暖房できる断熱性能は、その対策にもなっていると思います」。歳を重ねてからの安心生活は、このコンパクトで高性能な家が支えてくれるに違いない。

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