実家の建て替えを機に二世帯同居を決めたTさん。 ひとつ屋根の下、お互いの存在を感じながらも それぞれの暮らしを楽しめる家ができました。
太い柱で結ばれた
2つの家族の新しい家
Case : 18
1F:4LDK/2F:2LDK(二世帯)
2階建 |37-40坪以上
- 223.90㎡(67.73坪)
- 1F:141.60㎡(42.83坪)
- 2F:82.30㎡(24.90坪)
も
の
が
た
りStory
この先100年先も残る
二世帯住宅を求めて
モダンなキッチンが印象的なLDK。実はこちら、T家に2つあるLDKのひとつ。もう1つは1階にあり、一角に小上がりを設けたリラックス感のある親世代用。ひとつ屋根の下に、各家族の好みに合ったLDKを設けたのだ。
すでに築100年を数えていたというTさんの実家。近年は、Tさんのご両親が2人で暮らしていたが、年々暮らしにくくなってきたこともあり、総建て替えをすることに。これを機に、息子のTさん一家も同居することが決まり、二世帯の家づくりがスタートした。
耐震構造などを気にしながら様々なビルダーを巡り、厳選した3社に見積もりを依頼。その中から[エコワークス]に決めたのは、これまで大切に家を住み繋いできたT家だからこその第一条件「長く住める家」に対する想いと、それを実現してくれる性能の高さにおいて、[エコワークス]が一番信頼できると判断したからだ。
さらに決め手のひとつともなったのが、ある日、お母様がつぶやいた「でもいざとなると寂しい…」のひとこと。Tさんはそれを[エコワークス]に相談。すると「新しい家のところどころに、昔の家の建具などを入れてみましょう」との返答が。その柔軟な提案力も、任せたいと強く思う理由となった。
納得のいく造作を
すみずみにまで
1階・親世代フロアを和、2階・子世代のフロアを洋の雰囲気でまとめたT邸。造作家具は1階はスギやヒノキ、2階はタモ材を使うなど、基本的にそれぞれの居住スペースは各家族の意見を優先させ、共用部に関してはお互いがアイデアを持ち寄って形にしてきた。例えば1階の2間続きの和室。柱を浮き立たせるように仕上げる真壁や、梁を表した天井、櫛引きの珪藻土、昔の家のような縁側など…。ここは家族みんなの意見を尊重しながら、お客様を多く迎えるT邸ゆえの、おもてなしの心を細部にまで。「そのひとつひとつに丁寧に応えてくださったエコワークスの方々、職人さんに感謝ですね。家族みんなの自慢の空間になりました」とTさん。その横で「丁寧な家づくりに関わっただけ、すべての素材を選び終わった時、なんだか寂しい気持ちになっちゃいました」と奥さまも笑顔を見せた。
安心感のある家が
家族を優しく包み込む
この家に暮らし始めて1年。一番の驚きはやはり「暖かさ」だとTさん。「特に両親は実感しているみたいです。ランニングコストにも満足で、〝やっぱり新しい家はいいね!〟と」。完成後は、たくさんのご近所さんも訪れ「いいねぇ、立派やねぇ」と大興奮だったとか。
しかし一番喜んでいるのは、T夫妻の娘さんHちゃんだ。お気に入りのモノを並べる専用スペースに加え、お母さんと立てるキッチン、お父さんと一緒に読書ができる眺めのいいカウンター、そして階段を下れば、優しいおじいちゃん、おばあちゃんもいてくれる。取材中も天真爛漫に家中を動き回るHちゃんを眺めつつ、「家族ひとりひとりにとっても、この家づくりはいい思い出、いい機会になりました」と語るT夫妻の笑顔が印象的だった。
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